会報拾い読み




会報181号掲載記事

親子で楽しむ松谷みよ子の世界 報告


(11 月 11、12 日  鎌倉市中央図書館 多目的室)

 日本を代表する児童文学者の一人松谷みよ子さんは、赤ちゃん絵本、幼年童話、戦争や環境問題を背景とした児童文学、民話の再話、創作民話など幅広く、多くの作品を著されました。
それらは多くの人に喜びや感動を与えてきました。
一方、民話研究とその元となった日本全国を歩いての採話の活動なども、計り知れない大きな功績です。

 私たちは改めてそれらの作品を読み返し、私たちが学び取ったことや感じたことをパネルに表して展示しました。
同時に、鎌倉市図書館のご協力をいただいて多くの松谷作品を並べ、来場者に手に取っていただきました。
会場内でお子さんに読み聞かせをする姿も見られました。

 今回は1日目の午前中を会場設営にあてましたが、市民協働研修として3人の市職員さんが参加されました。
力仕事から会場レイアウトのアイディアまで、メンバーの一員として動いていただきました。
一言お願いすると、どんどん積極的に立ち働いてくださるので助かりました。
 11日午後1時に開場。協働事業プレゼンテーションの時にお世話になった市民課(当時は地域のつながり推進課)の職員さんがお昼休みに駆けつけてくださり、感激しました。
寒い雨の日のことで来場者は顔見知りが中心でしたが、好きな作品の話や今回学んだことなどを語り合い、ゆったりと過ごしました。
 12日は土曜日でもあり、天候にも恵まれて多くの親子連れが来場され、楽しくにぎやかに過ごすことができました。
おはなしボランティア仲間の長雄さんがバルーンアートを提案してくださり、こちらも子どもたちに大人気でした。

 折々におはなし会も実施しましたが、大人も子どもも楽しんでいただけたのではないかと思います。
また、その際には図書館職員にお願いして館内放送を流していただいたところ、それを聞いて来場してくださった方もありました。

 今回の企画は、幅広い松谷さんの作品をどのように紹介するか、を考えるところからスタートしました。
あまりにも数多く、奥深い作品の数々を網羅することはできませんでしたが、「赤ちゃん絵本」「ちいさいモモちゃんシリーズ」「オバケちゃんシリーズ」「太郎三部作」「民話の世界」を大きな柱とし、年譜や著作リストも作成しました。
また、松谷みよ子事務所瀬川たくみ様のご協力もいただくことができました。
お送りくださった書籍案内は会場に置き、来場者にも大変喜ばれました。
 瀬川様はじめご協力くださった皆様、ありがとうございました。
来年はどんな企画にしようかと、メンバーは早くも考え始めています。


TOP  HOME


会報180号掲載記事

議会図書室を見学&中沢議長面談報告


・・・・・・・・・・・・・・・ (11 月 9 日(水) 議会図書室、応接室)

先月、中沢市議会議長が Twitter と Facebook で、議会図書室が公開 されていて市民も利用できる、とお書きになっていたので、すぐに見学を申し込みました。

見学する前に、議会事務局の笛田さんに、この図書室の運営につい てお話を伺いました。 図書室の利用は市役所の開いている時間はいつ でも可能。 貸出しは一人 3 冊まで 7 日以内(刊行物は 2 冊まで 5 日以 内)。市民も借りられます。 運営については各会派から一人ずつの議 員で構成する図書購入選定委員会で決める。 廃棄基準は中央図書館司 書にアドバイスをもらって作成した。 以前は議会事務局に司書資格のある職 員がいたので、分類しリスト化できたが、今はいない。 司書が必要だと思っている、など率直にお答えくださいました。

続いて見学。場所としては狭く、椅子もないので、この場での調べ もの等は困難ですが、行政文書や法律関連など、公共図書館とは趣の 異なった資料の数々が目を引きました。今のところ、議員さんは政務 活動費で購入した本をそれぞれの控室に備えていることが多いため、 利用率は低いそうです。 有効活用するためには、まだ一工夫必要なよ うですね。
鎌倉市のホームページから、蔵書一覧をご覧になれます。

続いて、中沢議長にお目にかかり、お話ししました。議会図書室の話に始まり、鎌倉市図書館、学校図書館、そして旧図書館まで、鎌倉市としてどうしていくべきか、という観点から話し合うことが できました。 中沢議長はつい先ごろ、鎌倉市内の全公共施設の視察を終えられたところでしたので、これからの 公共施設の在り方についてのお考えを深くされていて、大変心強く感じました。「ブックカフェ」と 化した図書館が話題になっていますが、それは必要ないと思う、というお言葉には一同大きくうなずきました。 お忙しい中、私たちのために長時間を割いてくださいましたが、一つ一つの事柄を相談さ せていただくには時間が足りず、心を残しながら失礼しました。
中沢議長はじめ議会事務局の皆様、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお 願いします。


TOP  HOME